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蝦夷農園

たとえ一食分でも汚染のない命の糧を・・・

有機農業とは

『公害・環境汚染』
有機農業の発展には日本が戦後一貫して工場を重点においた社会・経済体制を作ってきたことに起因していると考えられます。1955年以降の日本経済の高度成長に伴い、大気汚染、自然環境の破壊などの公害が発生しました。中でも水俣病やイタイイタイ病などのように産業廃棄物として自然環境中に排出された水銀やカドニムが食物に入って人体に摂取され障害を引き起こしたことは食品の安全性に関心が集まるきっかけとなりました。1960年以降、産業労働力の担い手として農村労働力がますます都市に流出するようになり農作業は労働力不足を解消するために省力化、機械化されていきました。したがって労力のいる堆肥作りが行われなくなり、これに替わって化学肥料が多く使われるようになりました。その結果として地力は消耗し、病虫害の多発を招き、病虫害の防除に大量の農薬を使用するようになったのです。

『農業の工業化』
農薬の使用に伴って、農薬中毒、水系汚染と魚の大量死、自然環境の汚染と残留などの問題が続発し、農薬の恐ろしさやその功罪、環境破壊に対する批判、残留農薬による食品汚染などの問題が広く社会的に論じられるようになりました。

『農産物の商品化、規格化』
農産物は本来人間の生命を維持するのに必要不可欠なものです。しかし戦後農業に工業的発想が入るにつれて、本来の目的を逸脱するようになっきました。すなわち生命価値よりも商品としての価値が優先するようになり、例えばまっすぐなキュウリやワックスで磨いたみかんなど、味、香りなどの品質よりも外見の美しさが重視されるようになりました。

以上のような社会的背景が汚染のない、安全で、しかも農産物本来の価値を持った食物を求め、つくろうとする動きとなって自然農法、有機農業への関心が高まってきたといえます。

社会的背景

自然環境の汚染・破壊や汚染作物を通じて人間の健康が冒されるのを避るため、化学肥料、農薬を使用しない。あるいは可能な限り使用を控える。

刈り草・稲わら・堆肥・コンポスト・緑肥・畜産廃棄物などの有機物を使用して地力増進をはかる。

自然生態系を重視し、土壌・植物・人間活動を結び合わせた物質環境の中で農業をとらえようとしている。

有機農業という言葉の由来は、アメリカのローデイル(J .I. Rodale)が提唱したorganic farming の直訳であると言われていますが、一口に有機農業といっても、農業技術や主義主張、活動団体や個人によってその定義は千差万別です。それらの中の共通点を挙げてみます。

定義

特徴

慣行農法に比べると農薬・化学肥料代が不要なため有利であるように思えますが、除草、堆肥作りに多大な労力を要するので生産性はけして高いとはいえません。経営規模も大きく広げることは難しいといわれています。

1)土つくり  
個々の農法には独自の方法がありますが、おおむね次のようになります。
堆肥は有機質を堆積し発酵させたもので、家畜糞尿を混入する場合もあります。また、有機質に土壌菌や酵素を混入し発酵を促進させる場合もあります。このほかには有機質や緑肥作物を土中にすき込むか、または表面に敷くといった土つくりもあります。利用される主な有機質には刈り草、稲わら、コンポスト、古畳み、山林の落ち葉などがあります。

2)病虫害対策
土つくりがうまくいけば病虫による被害は少ないといわれていますが、輪作を行う、共生植物を利用する、病虫害抵抗性のある昔の品種を使うなどの様々な方策もだされています。

3)雑草防除
早期除草は基本とされています。雑草の生理・生態をよく観察し作物が雑草との競争に負けないように耕種的防除を行ったりもしています。

いずれの場合も実施者個人が長年の経験により工夫した技術が基礎になっているといえます。

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